書くことで自己暗示が強化される理由
前回、基礎編(3)の続きになります。
あなたの願望、夢を明らかにし、それにかけるあなたの情熱を確かめることができたら、次は、その願望を計画という形で、具体的な形にして行動につなげていくことです。前回も書いたように、初めの段階の計画はラフなものであってもかまいません。大まかな計画が出来上がったら、次に、それを紙に書き出してください。
書くことについて、心理学・脳科学的な観点から
計画を紙に書くことの意味は、書くことで自己暗示の効果が強化されるからです。書くことで、脳と潜在意識への働きかけはより深くなります。書くという行為は、見えない思考のエネルギーを、見える文字という形に現し、それを繰り返し視覚的に認識することで信念化を促すことができます。
以下は、AI・Copilt君の見解です。
書くという行為は、脳の運動野と視覚野を同時に刺激します。これにより、単なる思考よりも記憶や感情への定着が強くなります。また、書いた言葉が繰り返し目に入ることで、脳のRAS(網様体賦活系)という領域が、それを重要な情報として認識し、現実の中でそれに関連する情報を選択的に受け取るようになります。
加えて、書くことで意識的な思考が潜在意識に届きやすくなり、行動や感情の変化を促します。これはエミール・クーエの「自己暗示療法」でも重視されていた手法です。また、書いた言葉を信じることで、心身にポジティブな変化が起こるという点で、自己暗示はプラシーボ効果と似たメカニズムを持ちます。
紙に書く際のポイント
上記のとおり、書くことで、あなたの願いは潜在意識により強く刻まれ、無意識のうちに行動や感情のポジティブな変化を促すことになります。そして、紙に書く際のポイントは、
- 私は毎日、穏やかな気持ちで満たされている
- 私の創造力はどんどん広がっている
といったように「肯定的な言葉」を「現在形」で書くことです。たとえば、あたなたが今、何かの資格試験に向けて準備をしているのであれば、
- 試験勉強が順調に進んで模擬試験の成績がトップテンに入り、私の名前が学校の掲示板に貼り出された!
といったように、より具体的な内容であってもかまいません。仮に、今あなたの成績が伸び悩んでいたとしても、あなたの望む未来を、未来形ではなく現在形で言い切ってしまうのです。そうすると、あなたの脳は慌てて、そのポジティブな未来に向けた準備に取りかかるのです。その紙を見るのはあなただけ。まだ実現していないとしても「現在形で、強く言い切ってしまう!」、そこがポイントです。
習慣化することの意味
次にあながたすることは、
- 毎朝・毎晩、同じ言葉を繰り返し書く
習慣化することで潜在意識への浸透が加速します。 - 書いた言葉を目に見える場所に貼る
視覚的な繰り返しがRASを刺激し続けます。 - 感情を込めて書く
以下でも書きますが、感情が伴うと、脳はその情報を「重要」と判断しやすくなります。 - 書いた言葉を、声に出して、毎朝・毎晩、3回ずつ読み上げる
読み上げることで、その情報は、視覚だけでなく聴覚を通しても潜在意識に刻まれることになり、より一層自己暗示の効果は高まります。
感情・情熱の力
次にあたなの助けになるのは、あなた自身の中にある情熱です。あなたが叶えたい夢や実現させたい願望を持っているのであれば、あなたの中には、程度の差はあれ、その目標に対する熱い思いがあるはずです。もし、あなたの中に燃え上がるよう情熱があれば、現実創造の強力なエンジンになるはずです。たとえば、松岡修造さんが見せるようなアツい「情熱・パッション」を思い描いてみてください。しかし、松岡修造さんのようにわかりやすい情熱でなくてもかまいません。あなたなりの、内に秘めた、静かに沸き立つような情熱で良いのです。
プラスイメージ成功法を成功に導くためにはふたつのエンジンが必要です。そのひとつが「思考・イメージの力」。そして、もうひとつが「感情・情熱の力」です。中級者が陥りやすいミスのひとつに、思考・イメージの力にとらわれるあまり「感情を込めてイメージする」という、もうひとつのエンジンの力をおろそかにしてしまうミスがあるように思います。それは、慣れとともに、気づかないうちに陥る落とし穴です。情熱を維持し続けることにはエネルギーが必要ですが、夢の実現のためには欠くことのできないエネルギーです。
イメージのエネルギーは軽やかに、ゆる~く流す
ただし、ここで注意したいのは、その情熱が緊張を生んでしまうことです。イメージ化については次の項で詳しく書きますが、イメージのエネルギーは、あくまでゆったりと、軽やかに、ゆる~く流してやるのがコツです。ここはポイントになります。情熱を持つことは願望実現のための大事な条件なのですが、それが思い余って緊張に変わってしまい、イメージのエネルギーが固まってしまうと上手く流れないのです。繰り返しになりますが、イメージのエネルギーは「軽やかに、ゆる~く流す!」です。そのためには、強張った表情でイメージするのではなく、微笑みながらイメージするくらいの感じでいいと思います。
今回はここまでとします。基礎編(4)に続きます。