大谷翔平選手の偉業、投打の二刀流として、しかも本場アメリカ大リーグで異次元の結果を出し大成功を収めていることについて、野球経験のないワタシが語る資格はありません。しかし、大谷選手の生き方は単なるプロスポーツの枠を超えて、人としての在り方という視点でも、また「成功哲学」という観点からも、実に深い示唆を与えてくれます。
しかし、大谷選手の偉業は、その精神性や哲学が背景にあるにせよ、言うまでもなく類まれな資質、身体能力と、それをさらにレベルアップする、私たちが知り得ないご本人や周囲の努力精進があってこその偉業だと言うのは論をまたないのですが。
以下はあくまで「私個人の見解」「一ファンとしての視点」であることをご了承ください。また、大谷選手ご本人や関係者各位に直接取材した事実はなく、推測を含む私見であることをご了承願います。ブログ記事にすることについてはご本人の了承をいただいておりませんが、ご本人、ご家族のプライベートや人格に踏み込むことのないよう、またご本人、およびドジャース球団、アメリカ大リーグ機構の権利を侵害することのないよう十分に配慮いたします。
自分に制限をかけているのは、何より自分自身なのかもしれない
大谷選手の、常識にとらわれず自分の可能性を信じて挑戦する姿は、日本人のみならず全世界に勇気と感動を与え続けています。
私たちは、平素、知らず知らずのうちに常識や固定観念という枠で自分に制限をかけてしまっているものです。大谷選手が登場して脚光を浴びる以前には、おそらく野球に関心のある地球上のすべての人が、アメリカ大リーグで、投打の二刀流で大谷選手ほどの輝かしい成功を収める選手が現れるとは!露ほども想像しなかったと思います。ごくわずかな例外を除けば。その数少ない例外が、何より大谷選手ご本人であることを疑う余地はありません。
大谷選手の中に「MLBで、二刀流で成功するのはむずかしいかも・・・」という疑念が少しでもあったとしたら、今の大谷選手はなかったと思います。一抹の不安はあったのかもしれませんが、そうした疑念や不安を完璧なまでに消し去り、それを信念化、現実化した大谷選手はホントすごい!と言わざるを得ません。
成功の前提条件
成功の前提条件として、「自分に、自分自身で制限をかけない!」それが、まず第一に私たちが実践すべき心的態度であるということを大谷選手は教えてくれました。
現実化を促す4つの要因
「物理次元(=三次元)の現実は私たち自身が創っている、創造している」という考え方は普遍的なもので、それは成功法則、成功哲学における核になる考え方です。ビジュアライゼーション(視覚化)や引き寄せの法則については、あらためて詳しく書きますが、それは、成功者やアスリート、クリエイターたちが実践している強力なメンタル・ツールのひとつです。
私は、「物理次元で外側の現実に影響を与える要因は以下の4要素」だと認識しています。これ以外の要素もありますが、当ブログの趣旨から外れるためここでは省略します。
- 思考・思念
- 感情・気分
- 固定観念
- 言葉と行動
上記1.と2.、および4.については別のセクションであらためて書きますが、ここでのテーマは3.です。
現実化を妨げる壁
「ビジュアライゼーションを実践しているのになかなか結果が出ない」という躓きは、多くの人が経験する壁です。私自身もそうでした。この壁にはいろいろな原因がありますが、上記3.の、特にネガティブな思い込みは、その大きな要因のひとつです。私たちがビジュアライゼーションを実行する、望む現実を思い描く際に、もし気持ちのどこかに、あるいは潜在的に「やはり、そりゃ無理だよね」という意識があると、それは現実化を妨げる大きな障害となります。
これは、意外と気付かずにやってしまう落とし穴です。たとえ表層の顕在意識ではポジティブなイメージを繰り返していたとしても、潜在意識の中にそうした疑いが少しでも残っていると、なかなか結果として現れないことがある。この場合「前例」という要素は大事な要件です。投打の二刀流という前例がなかったところに、その前例を創り上げた大谷選手は、本当に畏るべしです!
ビジュアライゼーションを実践する際に、人間の負の固定観念や常識は、往々にして実現を妨げる大きな壁となります。その壁を乗り越える、打ち破るカギは、繰り返しになりますが上で述べた「自分に制限をかけない!」という心の持ち方です。しかもそれを信念化して、潜在意識にまで染み込ませることです。
では、どうしたらそのような心の持ち方を築き上げることができるのか?
大谷選手がどのような方法を用いたのか?それは知る由もありませんが、私が知る、実践している方法については「大谷翔平選手の偉業~一ファンの視点から(2)」で!