成功法則(1)で書いたとおり、私は20代後半に挫折という贈り物を転機に、中村天風という哲人の教えに出会い人生は劇的に好転することになりました。もちろん以後も、今に至るまで人生の中で大小様々な波はありましたが、そうした波を難なく乗り越えることができたのも天風恩師の哲学があったからこそと、今穏やかに凪いだ海の上で、満ち足りた幸福感の中で、深い深い感謝の思いが静かにわき上がってきます。
成功法則、成功哲学に一貫して流れる法則性
天風恩師の哲学との出会いをきっかけに、以後、様々な「成功法則」や「成功哲学」、あるいは、いわゆるスピリチュアルな領域まで含めて学ぶ機会に道が開かれました。そして、そうした学びの一つひとつが、真に私の人生を豊かで実り多いものにしてくれました。本当にありがたいことだと、心の底から実感します。
そして何より、そうした学びを通して気づいたことは、様々な「成功法則」や「成功哲学」に共通する「一貫する法則性」が存在するという事実でした。それは、大げさな言い方をすれば「宇宙の法則」と言い換えても良いと思います。その一例を挙げれば、たとえば鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの経営哲学であり、カーネギーの門下であり成功哲学の祖とも言われるナポレオン・ヒルが提唱した「成功哲学」などはその代表例です。
ところで、成功法則にはいろいろな流派があって、それぞれの流派ごとに多様な法則が法則が林立するということはありません。言い方を変えれば、この普遍的な法則に沿ったものであれば誰が提唱する成功法則を選ぼうとも、質の違いはあるにせよその方法論に大きな違いはなく、たどり着く先の景色は同じものですから安心してこの道を進んでいただければと思います。「真理は一つ」です。ただ一点、下記には注意が必要です。
大きな書店に行けばいろいろな「成功法則」の本が並んでいます。それらは、たとえば「自己啓発」や「ビジネス書」のコーナーに並んでいる他、「精神世界」や、ときには「宗教」の一角に並んでいたりもします。
このブログで書く成功法則や哲学は、けっして「他力本願」のススメではなく、絶対的に「自力」の思想であり法則です。それは、師・天風も門下に強く諭していたところでもあります。ここで書く法則は、特定の聖人・覚者にすがれば、何者かに帰依すれば得られるという性格のものではありません。あくまで、ご自身の意志で到達する、自らの力で掴かむことのできる到達点だと、強い自覚と確信を持ってください。逆に言えば、何か特定の対象に帰依することを促すものは疑ってかかった方が良いと思います。成功法則、成功哲学は、けっして他力本願の宗派・宗教ではありません!
ただ、それはもちろん宗教を否定するものではありません。私は特定の団体や宗派・宗教に属してはいませんが「宗教心」、言い方を変えれば宇宙の根源的なものに対する深い信頼と畏敬の念は強く持っています。
成功法則の共通項
「成功法則」「成功哲学」に一貫して流れる共通項を整理するならば;
- プラス思考、ポジティブシンキング
- プラス思考にもとづく思考のイメージ化、視覚化、ビジュアライゼーション
- 潜在意識のクリーンアップと上書き保存(更改)
- 感謝
以上4つを日々励行することです。
結論から申し上げれば、また、何より私自身の経験則からも、上記の項目を愚直に実践することであなたの人生は確実に好転していく!ものと断言します。
当ブログ『成功と幸せの森』では、以上の考え方に沿って「成功法則」「宇宙の法則」をまとめていきます。ひとつ具体例を上げれば、たとえば、平素「ポジティブな言葉使いを心がける」といったことも成功法則の共通項に含まれますが、それはポジティブシンキング、潜在意識の更改、両者にまたがる要素になると思います。そうした分類や整理整頓を適宜行いながら、またときには、法則の実践がある程度進んだ中で、中・上級者が往々にしてぶつかることのあるカベのようなものについても、経験則を踏まえつつ「コラム」としてシェアしていきたいと考えています。
何より、私自身も、これから皆さんと一緒に成功の森の中を探索していく中で、また新たな発見があるかもしれない。その可能性について、今とてもワクワクしています。
さあそれでは、ご一緒に『成功と幸せの森』を散策いたしましょう!