ついやってしまう後悔
後悔について(1)の続きです。後悔について、良いことはあまりないということがわかっていても、ついやってしまうのが後悔という思考パターンですよね。わかっちゃいるけどやめられない。今回も、その後悔について掘り下げてみます。
AとB、二つの選択があったとします。あなたは迷った末にAを選んだ。それは買い物かもしれない、サービスかもしれない、仕事上のプロジェクトかもしれない。しかし、少し時間が経つと、迷った末の選択だっただけに、「やっぱりBにしとけば良かったかなぁ?」という後悔が頭をもたげてくる。そうすると、選んだAの欠点ばかりが目に付くようになる。でも、もう支払いは済ませてしまった。プロジェクトは動き出した。そうすると、なおさら「やはりBにしとけばよかったかなぁ」と自責の念が強くなる。
出口を探すネガティブなエネルギー
後悔という思考は実体を持った(ネガティブな)エネルギーだということは(1)でも書いたとおりです。実体を持っていますから、後悔というエネルギーを持ち続ければ、そのエネルギーは出口を探します。そして、それは新たな現実を生むことになります。物にせよ、サービスにせよ、プロジェクトにせよ、もし、あなたがそれに「ネガティブ」というラベルを貼っているとすれば、そのエネルギーはやがてネガティブな事実や現実を生み出すもとになります。ネガティブというラベル付けは、新たなネガティブの種を蒔くことになります。
しかし、ここでまず理解しておきたいのは、私たちが何かを選択する場合、その選択に100%間違いはなかったという事実です! ん?少し奇異に感じますよね。でもそうなのです。選択に100%間違いはなかったのです。それは、これからもそうです。
少し見方を変えましょうか。AかBか?迷った場合に、そのときあなたは「正解はどちらだろうか?」と頭で考えますよね。迷った挙句Aを選択した。その時点で、誰にとっても、例外なく、Aを選んだことは100%正解なのです。そこのところは強調しても、強調し過ぎることはありません。
Aという選択をした場合に、結果的に、あなたにとってあまり心地良い結果が得られなかったとする。そして、その結果に対して、あなたは“失敗”というラベルを貼る。しかし、実は、そのAという選択は、選んだそのときのあなたの波動、周波数を100%正確に反映したものですから、それは正解なのです!
現実は変えられない。結果的には失敗だった(というあなたの評価)かもしれませんが、宇宙の普遍的な物理法則には寸分たがわず適っているのです。屁理屈に聞こえたら申し訳ありません。でも、それは後悔というテーマのキモ、とても大事なところです。このテーマは、まずその事実を正面から受け止めるところがカギ、出発点になります。
私自身の経験
これまでの説明は抽象的で少しわかりにくいので、私自身の最近の経験を例に挙げたいと思います。些末な体験ですみません。しかし、プラス思考のレッスンは、日常の些細なことの積み重ねが大切です! それは、やがて大きな、大きな実を結ぶことになります。
最近、とある観光地で、いろいろな飲食店や土産物店で使えるサービス券を、少し迷った末に買いました。大した金額ではないのですが、実際に使える店を調べてみると意外に用途が狭いことがわかりました。しかも、坂の多い町で、私が泊まったホテルは駅の近く、坂の上の方にあるのに、使える店は海岸の近く、多くが坂を下りた下の方に集まっていることがわかりました。しかもかなり急な坂、帰りは急な坂を登らなければならないワケです。「あぁ、やっちまったかなぁ」と、ちょっと後悔がわいてきました。しかし私はプラス思考の自称達人ですので^^、すぐに気持ちを切り替えました。
まず始めにやることは「後悔」というネガティブなエネルギーを手放すことです。次にやることは、Aという選択をした、つまり、私の場合はサービス券を購入したAという中立な選択に対して、ネガティブなラベルを貼るのではなく、あえてポジティブな意味を見つけて、その選択の上からポジティブなラベルを貼ることです。
ネガティブに思える現実は貴重な学びのレッスン
現実には、必ず何かしらの意味を見つけることができます。特に、それが一見ネガティブに思える現実には、絶好の、貴重な学びの種が潜んでいることが多いものです。ですから、ネガティブに思える現実は、ある意味大切な学びのレッスン、宇宙からの贈り物なのです!
私は、そのときたまたまこのブログを書いていましたから、「やった~!」と、まず、格好のブログネタを見つけたことを喜びました。ホントです^^v しかも、よくよく調べてみると、ホテルの近くにもサービス券の使える店がいくつもあることを発見しました。それは、あたかも現実が変わったような感じさえしました。
「現実が変わったのでは?」と思えるような経験
そうです。思考を転換した結果「現実が変わったのでは?」と感じることは間々経験します。「そんなバカな!」とおっしゃるかもしれませんね。でも、事実そうなのです。早ければ一日で現実が変わったと感じることもあります。それについては興味深い概念(多次元宇宙、パラレルワールドという概念)を含んでいますので、またあらためて、別の機会に書くことにします。
さて、旅先で求めた例のサービス券ですが、おかげさまで、ガイドブックやネットのグルメ情報では見つけることができない隠れた名店をいくつも見つけることができました。ステキなお土産や新鮮で美味しい干物も買うことができました。「ついてるなぁ!」と、最後は自画自賛して終えます。自慢話ですみません^^ゞ
事の顛末の最後に、それを自画自賛して、ポジティブな気持ちとエネルギーを体の中に刻んで終えるのは大事なポイントのひとつです。ポジティブな種を蒔いて終えるのです。それがまた、ポジティブな現実の循環を生むことになります。そして、それを努力目標!のように自分に課さないことも大事です。真面目なあなたは、それをすぐタスク(課題)にしてしまうでしょ。プラス思考のレッスンは、それを習慣にすればどうということはありません。軽やかな気分で、楽しみながらやりましょう!
ポジティブな現実の連鎖と良きことの循環
あなたは、これからプラス思考のレッスンを積んでいくにしたがって、ポジティブな現実の連鎖と良きことの循環をたくさん見る、体験することになるはずです。
ところで、勘の良い方はお察しのとおり、(1)で書いた、旅先で急な雨に降られた話も、上のサービス券の話と同じく私自身の実体験でした。お後がよろしいようで^^