後悔について(1)

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プラス思考のわかりやすい例え

プラス思考を説明する際によく使われる例えは、財布の中の1万円のうち5千円を使ったときに、「あぁ、もう財布に5千円しかない・・・・」と考えるのがマイナス思考であるのに対し、「まだ5千円もある・・・と考えるのがプラス思考という例え、わかりやすいですよね! 財布の中に5千円ある事実は同じだけれど、それをマイナスに受け止めるか、あるいはプラスに、前向きに考えるのか? そこは大きな分かれ道になります。

後悔について、深堀りしてみる

今回は、後悔について、少し深堀ってみましょうか。たとえば、あなたが旅先で急な雨に降られたとします。でも、天気予報では雨の予報はなかったので、持ってきた折りたたみカサは荷物になるのでホテルに置いてきてしまった。こんなとき、誰しも「あぁしまった。やっちまった!」と考えるじゃないですか。しかも、冷たい雨。

こうしたとき、後悔は、私たちが日常よくやるマイナス思考ですよね。もう少し深り下げてみます。まず、前提として「体験する現実に意味はなく中立だという設定をします。そして、その中立な現実に対して、つまり意味を持たない現実に対して意味を与える。プラスかマイナスか、評価づけするのは私たちだというところが、まずポイントになります。「何のこっちゃ!?」ですよね。

何のこっちゃ!?にもう少しお付き合いください。上記のとおり、現実は中立だけれど、仮にそこにネガティブな意味づけをしてしまうと、そのネガティブな思いが、後悔というカタチで、エネルギーとして体や意識の中に残ってしまう。それが、つまり後悔という名の負のエネルギーを、リアルに意識の中にため込んでしまうところが、おススメではないいちばんの理由です。

思考は実体を持つエネルギー

マイナス思考という実体を持ったエネルギー(そうです。エネルギーですから、それがプラスであれマイナスであれ、思考には物理学的な実体があるのです!)をため込んでいると、それは出口を探しますから、やがてネガティブな現実というカタチで表に現れる。それは好き好きですが、私は、ネガティブと感じる現実を体験し続けるのはあまり心地良くありません。もし、あたなが私と同じように、ネガティブな現実を見続けたくないのであれば、私がおススメする切り替え方は、一例を挙げれば以下のとおりです。

旅先で予期せぬ雨に降られた。「あぁ、しまった!」と一瞬後悔する。一瞬のネガティブはご愛敬、問題ではありません。しかし、負のエネルギーはためたくない、長く持ち続けたくないのですぐに気持ちを切り替える。この“すぐに”というところがポイントになります。それが達人への道です。達人は、「でも、雨のしずくを体に感じるってのも、たまにはいいよね。道端の樹々や緑も気持ち良さそうだし、冷たい雨だけれど、今年(2025年)の猛暑にも終わりがあったってことはうれしいよね!」と気持ちを切り替えます。あなたが達人への道を志すのであれば^^、こんなとき、あなたなりのやり方でトライしてみてください。

こうした思考の転換を習慣にすれば、つまり、ネガティブなエネルギーを蓄積しなければ、それが出口を探すこともないわけです。逆に言えば、ポジティブなエネルギーも出口を探すのは同じ理屈です。私は、ポジティブなエネルギーを蓄積し続け、ポジティブな結果を見る、ポジティブな現実を体験する方を選びます。いかがでしょう、伝わりましたかね?

初めは意識して思考を転換する

しかし、始めのうちは、上記のような思考の転換は意図的に、意識して実行する必要があります。「あっ、やっちまった!」と一瞬は思っても良いのです。しかし、そのエネルギーは持ち続けない。以前の私はネガティブに思える現実を体験すると、たとえば後悔であれば、それを後生大事にいつまでも後悔し続け、何度も心の中で反芻はんすうしていました。そうした負のループに陥らないことが大事です。そう、ネガティブなエネルギーはさっさと手放す。そして、ポジティブなエネルギーに意識して転換する。そこがポイントです!

それを続けていると、少しずつプラス思考の習慣が身についていって(そうです、習慣です!)やがてあなたは「プラス思考の達人」になれます。そうすれば、もうこっちのものです! 良きことの無限ループがあなたを待っています!!

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