思考や感情が現実創造に作用するメカニズム~量子物理学的アプローチ

今回は、量子物理学の観点から「思考や感情が現実の創造に作用するメカニズムについて」アプローチしてみたいと思います。

「思考や感情が現実を創造する」という考え方のメカニズムは、科学的に、まだ十分解明されたわけではありませんが、以下の量子物理学的アプローチは、その考え方の正当性と普遍性を裏付けるものとして非常に有力だと、私は考えています。


目次

量子物理学から見た「思考・感情=エネルギー」の可能性

「すべては振動している」:量子の世界の基本

量子物理学では、『物質の最小単位である素粒子は「波」と「(物質としての)粒子」の性質を持ち常に振動している』と言われます。そして、私たちの身体もこの素粒子の集合体ですから、心拍や脳波なども振動=波として観測することができます。この振動性から『思考や感情も「エネルギー的な振動」として捉えることができる』という仮説が生まれています。

それはつまり、思考や感情は目に見えず、現時点では実体として捉えるエビデンスは見つかっていないものの、一方で「思考や感情がエネルギーとしての実体を持ち、現実に作用するであろう蓋然性がいぜんせい」については、むしろ疑う余地はないと、私見ではありますがそう確信しています。

「観測」が現実を決める:量子力学の核心

量子力学では、粒子は観測されるまで複数の可能性が重なった「重ね合わせ」状態にあると言われています。つまり、観測者が観測するまでいろいろな可能性が複数存在した状態にあって、観測によって一つの状態に「収束」する。つまり、観測することで初めて状態≒現実が決まるということです。ということは、「意識が現実を選ぶ=意識や感情によって現実が創造される」という考え方と整合性がとれますよね。

思考と感情の振動が現実に影響する?

「引き寄せの法則1」などの概念は、量子の「共鳴」や「もつれ」といった現象と類似性があるとされます。心の状態が周囲のエネルギー場に影響を与え、現実の出来事を引き寄せるという考え方は、量子力学の「非局所性」や「量子もつれ」とも関連付けられています。

エネルギーを高める方法

近年、大手IT企業などで、従業員のメンタルヘルスの一貫として取り入れられるようになった瞑想やマインドフルネスは、思考と感情の振動を整える手段として注目されています。また、ポジティブな言葉やイメージの活用も、量子的な「波動」を高める方法として有力な手段とされます。

以下ご参考までに


  1. 「引き寄せの法則」とは?:ポジティブな思考がポジティブな現実を、ネガティブな思考がネガティブな現実を引き寄せるという考え方で、「思考が現実を創造する」という概念と同じ考え方です。磁石のように、自分の思考や感情が現実を「引き寄せる」というもので、科学的に実証されたものではありませんが、自己啓発やスピリチュアルの分野で語られることが多い概念です。 ↩︎

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